boxingmaniaayalaのブログ

ボクシングマニア・悪童アヤラのページ

下の参照がわかる方にお勧め。

The G-man from Freeport Ilinois USA

Kronk Gold G.M 31W29KO3L His last fight at London in England/1995 He was 27.

速戦即決の「初回KO」男、G-man、We won't forget you☆忘れないぞ!!

☆ボクシング観戦記・新盤・北米30年 HBO SHOWTIME ESPN☆

コーネリアス・ボザ・エドワーズVSジョン・ベルデローサ:
ーべデローサは無敗の21勝(14KO)で世界2位の白人パンチャー。エドワーズはチャコン、ロックリッジに連敗後のロードバック。ベルデローサはボクマガの写真でみたのと全然違っていた。オグラディー(後に4回KO勝ち・オグラディのラストファイト)みたいなハンサムボーイを予想していたら。カッコもくそもない突貫、ぶん回しファイターで頑丈そのもののイタリア系。
ーエドワーズはいつもの正統派スタイルで対処。ベルデローサはサム・スリマン(豪)に一発をつけたようにふりまわす。エドワーズは堅実なブロックでほとんど当てさせず。ずっと右ジャブを突いて左右のアッパーに繋げる。
ーかなり強烈なパンチを食ってもどうじずガンガン前に突進するベルデローサだったが。だんだん技量と底力の差がでる。エドワーズは大振りをかわしたところへ的確に強打を見舞う。それでもブンブンスイングの嵐ながらロープに詰められエドワーズの重そうな連打を浴びるとロープに両手をあげて万歳したように吹っ飛ばされた。ダウン。まだまだ闘志満々、怖じずに左右フックで襲い掛かったところにエドワーズのコンパクトなショートを食らいダウン。ここでストップ。エドワーズさすが、と嬉しかった一戦☆
ジュニア・ジョーンズVSケネディ・マッキニー:
ーこの試合のジョーンズは迫力はあったけどいつもより荒っぽいボクシング。マッキニーはいつもの派手さはないけど実にまとまった堅実なスタイル。それでも序盤はジョーンズのメチャクチャ左右ストレートからの連打をかなり当てられる。3回、ジョーンズの右が炸裂。マッキニーは後ろを向いてしまいダウン。勝負に出たジョーンズはロープに詰め滅多打ち。ストレートの中心にどんなパンチでも浴びせた。ただ意外に的中率は高くない。マッキニーはうまく上体を動かしそらしている。
ーここでジョーンズは打ち疲れ。4回、スピードが落ちて防御ががら空きになってたところへマッキニーが逆襲。ワンツーから右がカウンターで命中。ジョーンズあえなくダウン。そのまま疲労困憊。立ち上がれなかった。ジョーンズはムラっ気がありすぎた。この後、エスピノサがマッキニーを初回ダウンさせ2回、豪快に沈めた。ジョーンズとやってほしかった(おそらくエスピノサがノックアウトしたでしょう)。
アレハンドロ・ゴンザレスVSルーイ・エスピノサ:
ー無敗のケリーに土をつけ。豪快なノックアウトでタイトルを強奪したコブリタ・ゴンザレスの初防衛。エスピノサは前J・フェザー級王者。しかしすでに峠は越えていた。けどパンチがあり勇敢な選手。
ーこの試合はケリー戦とはうってかわって乱雑で手数もすくなかったゴンザレス(次の試合でメディナに負けたのがわかる)。こんなにムラッがあるボクサーなのかと正直驚いてしまった。
ー試合はワンサイドだった。時々当てるゴンザレスのパンチは強烈でエスピノサのパンチはあまり効かない。みるみる顔が腫れていった。けどゴンザレスはケリー戦に比べれば半分ぐらいも手が出ない。それにときどき打つパンチも単発でノックアウトチャンスは幾らでもあったのになせず。
ー結構がっかりした。相手によって気合がちがうのか。だらだらと12回終わった凡戦。ゴンザレス大差で初防衛。一度勝っているエスピノサ(この試合はエスピノサの「やる気」に問題。初回右のうちおろし一発でぐらつかせたのに2回、あえなく崩れ落ちてしまった)も完全になめていた(それがあの痛恨のしっぺがえし。嬉しかった☆)。
トレーシー・ハリス・パターソンVSジェシー・べナビデス:
ーエキサイティングな一戦。忘れられない。べナビデスの顔は無残に晴れ上がっていたが12回一進一退。サウスポーのべナビデスが真っ向から打ち合った。パターソンもワンツーから左フックを叩き込み連打にもっていく。べナビデスも左ストレートを放ちアッパー、ボディーにも返す。
ー壮絶な打撃戦が続き有効打でパターソンがやや上回ったかな?判定は2-1でパターソン。でもべナビデスは健闘した(初黒星のデシマ戦から多く学んだのだろう)。
マイケル・ナンVSフランク・テート:
ーテートはアマ時代クロンクに世話になっていた。左ジャブはよく伸びるし強い。ロス五輪金メダルでありながら目だ立たず。そして世紀の一戦、無敗同士オラジデ(23勝(17KO)テート(19勝(10KO)この試合はオラジデにとってやや不幸だった。延期があり半年以上も試合間があいてしまう(試合後、インタビューで「延期には落胆した。それ以来集中できなかった)と悲しそうに語っていた)。
ー2-1でオラジデ有利の下馬評。蓋をあけてみればテートのワンサイドゲーム・5回と11回にダウンを奪われ完敗。テートはオラジデが2発打ったら5~6発まとめ完全にスピード勝ち。初防衛戦はイギリスでシブソン(収支圧倒し10回でストップ。シブソンのラストファイト)。
ーナンもスピードでは負けないし身長も一回り大きい。24勝(18KO)無敗。アマ時代は中堅選手だった。これまた蓋をあければナンの一方的な勝利。テートはナンのスピードに翻弄されほとんど反撃できず。もともとテートは下がりながらのカウンターパンチャー。出入りの激しいナンの手打ちながら速い連打を終始叩き込まれる。9回、無防備になったところでストップ。ナン、一気に評価あがりました。
マイケル・オラジデVSアイラン・バークレー:
ー生き残り戦。これに負けると特にオラジデは後がない。でも初回からジャブでバークレーの突進をストップできない。バークレーは構わずガンガン前にでる。オラジデは下がりながらのパンチだからあまり効かない。
ー3回、バークレーの連打でダウン。もう決まりかなと思いきや4回。オラジデ得意の左フックがカウンターで炸裂。バークレーは膝をついた。オラジデは両手を挙げて勝利を誇示。ラッシュにでた右ストレートが命中。乱戦になりながらも左フックも当たった。しかしバークレーはタフ。なんとかしのいだ。
-5回ははじまるなりバークレーのかするような左フックでオラジデは横に吹き飛ぶようにダウン。ロープに詰めて滅多打ち。オラジデはよく上体を動かしかわしているがバランスが悪い。大きくよろめいたところでストップ。猛烈に抗議していたがこれがオラジデの実力だったんでしょう。バークレーの豪快なノックアウト勝ち。
フランキー・ランドールVSプリモ・ラモス
ーランドールはロサリオに僅差で敗れたとはいえ逆に評価を上げた。この試合も世界挑戦への試金石。相手のラモスはパンチのある頑丈な選手。初回はランドールのジャブとストレートが速くて強い。
ーところが2回、ラモスが振り回した右に続く左フックがロープ際で炸裂。もんどりうって仰向けに倒れたランドールはなんとかたとうともがくがノックアウト負け。このあとランドールは徐々に試合枯れになり麻薬売買でむ所暮らしを経験するという苦難を味わう。しかしここで「休め」たからかえってよかったのではないか。それが後にチャベスを破る原動力になった気がする。ラモス衝撃の2回KO。この後メルドリック・テーラーに判定負け。
トミー・モリソンVSドノバン・ラドック:
ーラドックはやはりタイソン戦以来打たれ脆くなった。この試合も初回、はじまるいやな得意の豪快な左フックを浴びせ続く右アッパーでモリソンは膝をつく。はやいかなと思いきや。結構攻め倦む。
ー2回終了にモリソンが逆襲。左右のフックを炸裂させ。右ボディーからアッパータイソンばりのコンボを打ち込む。効いている。
ー以降はなんとなくラドックの攻撃にはりがなくまたモリソンもそれほど目立つような攻勢はみせない。五回ラドックが勝負に出た左の連打から右を打ち込んだときモリソンの左フックがカウンターとなった仰向けにダウン。これで立ち上がれずモリソンの見事な逆転KO勝ち。正直さびしかった。やっぱりタイソンの強打を12回浴び続けたダメージはぬけきらない気がしたものだ。
グレゴリオ・バルガスVSケビン・ケリー
ー敵地アイルランドで地元の英雄ホドキンソンからノックアウトでタイトルを強奪したバルガスは29勝(20KO)2敗。かたや「無冠の帝王」そのもの無敗の43連勝(27KO)のケリーはいよいよ正念場。
ー歴史に残る高度なテクニックの披露および壮烈な打撃戦でした。前半3回はサウスポーケリーのスピードにバルガスはついていけない。バルガスのパンチが放たれるとケリーはもう射程外に去っている。
ーただバルガスもそうは簡単に当てさせない。入場時解説者が「この男はメキシカン典型のブラッド&ガッツファイターじゃない」「レベルの高い真のパンチャー」といっていたとおり。ケリーに肉薄し強打を振り回した。
ー7回にチャンスが訪れる。バルガスの右がカウンターになったロープに下がったところに左ボディ二連打。左右の連打を浴びせる。けどケリーはバルガスの右に合わせて左フックのカウンターを打つのがうまい。再三命中させていた。
ー一進一退。11回、バルガスの右ストレートがまともに炸裂。ケリーはしりもちをつくダウン。ここからすさまじ打ち合いがはじまる。両者全部をだしきって最終ラウンド。バルガスの勝ちかな?とおもいきや2-1でケリーが新王者に。バルガスの健闘は讃えてしかるべき。