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ボクシングマニア・悪童アヤラのページ

下の参照がわかる方にお勧め。

The G-man from Freeport Ilinois USA

Kronk Gold G.M 31W29KO3L His last fight at London in England/1995 He was 27.

速戦即決の「初回KO」男、G-man、We won't forget you☆忘れないぞ!!

Donald Curry Sad Final another 'Fallen Warrior'

ドナルド・カリー(アマ:400勝4敗・25連勝(20KO)無敗・統一王者二冠王・33勝(24KO)6敗)・観戦記
2016/08/25 00:52


カリー、本当に好きで今でもダマト・タイソン(しかいつの間にかみれなくなった・それほどあのスタイルが好きで執着心強いんですよね☆)ロサリオとおんなじ。よくみます。
カリーVSスターリング(1)
ー無敗対決、カリー16勝(12KO)スターリング24勝(16KO)
ー実にハイレベル、さすが挑戦者決定戦に相当する名勝負だった。ただ「玄人好み」の技術・強打戦だったといえる。スターリングの一発はいわれてる以上にあり、カリーに引けはとっていないのは後年。ブリーランドをノックアウトした試合を思い出すとちょうどいいだろう。
ー双方そうは簡単に当てさせない。この当時のカリーは戴冠後ほど接近戦はうまくなかった。トレーナーとの意気投合努力の結果以外の何者でもなかろう。
ー手数はスターリングの方が多く、あの尾崎戦でも尾崎が有効なクリーンヒットを与える。でもその後実にバネが利いた大振り(ながらスピードがあって重い)パンチを3~4打打ち返す。あれがポイントにも影響しただろう。
ー防御の型がちがう。同じ鉄壁ガードとブロックながらスターリングはガードを高く上げあるしゅウィンキー・ライトのようになんとなく吸収してしまう形。カリーは紙一重の(目立たないながら)ヘッドスリップにがっちり難攻不落のガードで弾き返す(というよりガードの上をうたせる=これが後年研究され、衰えも悪影響しナンにしろノリスにしろ常に先手先手の連打で攻められ受けに回る(ほとんど当てさせないにせよ)を強いられたよう検証するがいかがであろう?)。
ーカリーとの一戦は2-1。カリーもスターリングの手強さを率直に語った。一方勝ちを確信していた魔術師(世界挑戦もしばらくおじゃん。しかも初黒星)はおおむくれ。文句たらたらで望むのは再戦だけだと強調していた(事実私は第二戦も含め分の悪い引き分け。あるいはスターリングの勝ちのようにみえないこともない。これは視聴者それぞれでしょう)。
タイトル獲得・決定戦黄との対決:
日本の選手、しかもスター選手の敵地・地元でカリーからプロ入り初のダウンを奪える(7回、右のクロスカウンター。効いていた)選手がいるだろうか?(さらにあの80年代に)。黄は後に、再起ロードバック中だったクエバスにこれまた敵地。打ち勝った(2-0の判定ながら明らかに黄に分があった)。
ーともあれ、カリーはやはり強いしうまかった。黄の挑発にのらず出入りの激しい展開に持っていく。それも足を使ってではなく「間合い」を計る。相手との距離を見切る。そんなところだった。
ー特に10回、ゴングがなるいなや強引に前進し得意の右クロスからアッパーそしてボディを見舞った。12回がKOするチャンスだった。コーナーにつめ左ダブルからワンツー。ひるまず突進してくる黄の顔は腫れ鼻血も流していた。ロープに詰め、また間合いを計り黄の射程外に下がる。そこでまた前に出てワンツーから右ボディー。さらに左右連打。観客は総立ちとなった。そこでまた右をカウンターで叩き込み大きくぐらつかせる。ロープに釘ずけにして左アッパーの連打。黄の顎を大きく跳ね上げた。黄のタフさ頑丈さには感服する。
ーこれでノックアウトは諦めたのか後は比較的安全運転で15回。大差の判定で見事戴冠。懐かしい限りです。
また続けますね☆(5)、ドナルド・カリー:Should have known better:
マッカラム戦:
ーこの試合については「恨み」と「天災」忘れられず。これはブログ開設当初「カリー」関連で書いたとおり。まだアメリカについたばかり。「スチワートVSヒル」の次がこの試合でした(その次が「ラミレスVSウィティカー」(1)パリでの初戦)。
ー各種コッパ雑用・ごみ捨て・皿洗いばっかの「仕事」にちっとも集中できず(苦笑)。ようやく終わって「さあ、カリーだ」と帰ったらその夜。メイン州ポートランドは「雷・暴風雨」に襲われていた。「電気が消え」おまけにビデオカセットに「おかしな’カス」みたいのがたまってる(あんなのは最初で最後の体験でした)。ミスりました。ニュースで「マッカラムの五回KO勝ち」と知ったときはカリーはすでにハニガンに負けて。さらに2勝がともに「反則勝ち」で勢い湿りだったのでそれほど驚かず(悲しかったですけど)。
アキノ戦:生き残り挑戦者決定戦:
ーアキノ対マクローリー。カリー戦も似たような展開となった。かつてのライバルとの力量、差が現れたと感じた。アキノは静かな立ち上がりから2回後半くらいから猛然と反撃にうつる。マクローリーはジャブでストップできない(カリー戦(大事な決戦で調子は悪かった。ジャブもスピードも鋭さもなし)よりワンツーも速くて切れてたけどアキノの突進力を止めるほどにはならず)。3回に痛烈なダウンを奪われ、終始圧倒されたまま11回にもう一度倒されワンサイドの判定負け(次戦でも無名選手にノックアウト負け。引退しました)。
ーカリーは勝ちに徹した。距離をとりジャブとストレートを多様。しかしアキノはまた2回半分過ぎぐらいから突如開眼のよう。すさまじい圧力と破壊力満点の左右を振りまわして肉薄。カリーはかなりアワ食らったようすでロープからロープに追われながらも懸命にブロックしながら足を使う(カリーの「アウトボクシング」はハニガン戦と同じく「逃げ一辺倒」で危なっかしい。これが「ハーンズ」などとの異なり)。
ーけど、マクローリーとの違いは「ガード」と防御がしっかりしていたことだったろう(クォーティーもいっしょ。決して「ブロック」だけではなく。結構スウェーバックやダッキングもよくみると交えてます)。アキノはだんだんシリすぼんだ。
ーただこの試合は「カウンター」はあまりみられず。とにかく「ガードを固めて」「距離をとった」戦術を貫徹した。7回、左右ストレートの連打をまとめたのが唯一「攻勢・積極」的にでた見せ場だった。試合後のインタビューでも「今日は大事な一戦だから勝ちに行くのは試合前から決まっていた」と笑って答え(横でアキノ(本当に「紳士」「スポーツマン」)も笑顔で聞いていた。かなり顔も腫れてるのに驚いたけど)「グレートな闘いは必要なかったんだ」みたいなこといってました。北米J・ミドル級新王者誕生。
ーアナウンサーが横でマネージャーのアブ氏(フィリップスにもついていました)に「ロッシとトーマスどっちがいい?」(7回KOでロッシが防衛=試合後「さあカリーだろうが誰だろうがやるぞ!誰とでも戦う準備はできた」といきまいてました(笑)と聞くと「やっぱりアメリカ人だからトーマスだろう」。続いてカリーにたずねるとほっと安心したような(アキノに勝って生き残れたような雰囲気と表情だった)感じから「どっちでもいい。関係ないよ」と答えていたドナルドがなつかしい(残念ながらさる「大事件」に巻き込まれてしまった不幸な引退後。後述)。カリーがフルマークに近い12回判定勝ち。ロッシ戦に挑むことになった。
ロッシ戦:
ーまず試合後のインタビューから「今日負けたらもう後がない。こんなに緊張したのははじめてだよ」と美人で背が高く。モデルみたいな黒人の奥さんを横に話してた(離婚して子どもにも会えなくなったのが悲しい)。
ー入場前リチャード・マークスのShould have known better=「知るべきだった」でカリーの経歴・背景紹介がはじまった(ESPNはHBOとはまた一味違う)。兄ブルースが発砲事件で逮捕され、直後に18歳の妹がオートバイに跳ねられ亡くなってしまったこと。マネージャーとの問題でブランク。もう一戦ウエルター級で防衛戦を強いられたこと(すでにJ・ミドル級で体は出来上がっていた=グリーンに2回終了TKO・パエスに6回ストップ勝ち)。試合に集中できなかったのはハニガン戦だけじゃなくマッカラム戦もおなじだったこと(ここはカリーの繊細で神経質な性格も大きく作用してるようにみえました=ここ一番で「勝負強さ」に欠ける。集中力を失う)。
ーロッシはいきあがる。地元イタリアでの試合。屋外特設リングは満員。ただアキノ戦(大差の判定勝ちでタイトル強奪)はとにかく「クリンチするために打つ」式展開に閉口しました(苦笑)。トーマス戦はややましだったけどやっぱり「クリンチ」して「離れ際」に打ち込む。それの繰り返しで「根勝ち」したような試合だった。結構痛烈なKO劇だったから自信を持つのも不思議ではない。
ー初回、後半またロッシのクリンチ離れ際の右フックを食らいカリーは一瞬腰を落とした。心配でした。アナウンサーや解説者もあんまりカリーを肯定的にはいってませんでした。それよりロッシの「八方破れ」戦法にカリー危うしみたいなおしゃべりばかり。
ーただ結論からいってまた「オクタビオ・メイラン」レフェリーのおかしなことばっかりの試合。今だに「史上に残る妙な試合」としてESPN・CLASSICでも出てきます(笑)。
ー2回終盤、ロッシが無防備に前進してきたところにカリーの左フックがカウンターで炸裂。ロッシダウン。ほっとして嬉しかった。以後はほぼワンサイド。4回が特に強烈だった。また力任せにクリンチと突進力にものをいわせてロープ際に押し込んだロッシに左フックが命中。顎が吹き飛ぶような破壊力。続いて右ストレートが顎をかすめ。回り込み左フックからアッパーの連打を叩きこむ。ロッシは膝をついてダウン(大騒ぎのリングサイド。イタリア人がほとんどなか。派手でケバい衣装をまとった黒人のお母さんと奥さんやおばさんたちが大喜びで立ち上がり拍手喝采。目立ちまくってた(笑)。
ーロッシはすっかり調子を狂わされてる。クリンチしようと前進するとカリーは必ず左フックをあわせてくる。八方塞がり。7回、ロッシがまた「クリンチ」しようと腕を広げてがら空きになったところ。カリーの「カウンター」冴えまくってました。右ストレートが炸裂。ロッシは膝を突く。これをメイラン氏は黙殺。解説者たちも猛烈に批判してました。
That was a knock down! the knee hit a mat! The referee he is really confused right now! that's a knock down! ダウンじゃないか!膝がキャンバスについた!あのレフリーはなにやってるんだ(という即席概要「邦訳」)。
ー途中でまたロッシがクリンチの離れ際に二三加撃したのも「OK!」とファイト続行。注意すらしない。
Look that he hits some during the break! Unreal this fight pretty much out of controlled this fight is pretty much out of control. the referee is not in controlled of this fight 見ろっ!離れ際に何発か打ってる!この試合はコントロールされていない。レフェリーはコントロールしていない。
この人はタイソンVSダグラスだけでなく数ある「世界戦」で似たようなおかしなことばかりやらかした。またカリーの左フックがカウンターになってロッシは膝をつく。これはダウンととった。そして終了間際勇んで突っ込んでくるロッシにまた左フックのダブルが命中。ロッシは前のめりにダウン。ダウンとはとったにせよ。ここでもまた奇怪な処置のメイラン氏 。カリーを突き飛ばす。
Look! he is pushing Curry away(笑) 見たか今の?カリーを突き飛ばしてる。なんてことだ(笑)
+今思い出した。これもタイムキーパーは「3~4」なのに「1」から数えてた。本当に「レフェリーライセンス」没収くらいの「ヘボ」としかいいようないです。この人なんなんでしょうね?なんでこんなに「起用」されたのか今持ってして首を傾げざる負えない。ゴメスVSラポルテ戦もこの人(ゴメスの腿だろうが腎臓、尻、腰だろうが打つ「ローブロー」をちっとも注意せず。まあ、これはゴメスの「巧さ」でしょうね。チャチ入れようないようすぐ「上」に返して連打をまとめるので(ピントール戦の「肘」はひどかった。でも本当に「巧い」(「玄人」じゃなきゃ。わからないフォームで打つ)。
ー9回、カリーは明らかにノックアウトを狙って強打をふるいだし前に出る。ロッシはロープからロープに追われるばかり。ただまたロッシのラフで乱暴なクリンチとホールド。カリーが苦しそうな顔をして一瞬レフリーをみると。ロッシに「戦え!」とせかす始末・・・まったくもってどうもなりません。アナウンサーも
Well he sais Go head!! you can hit whenever you want!! what a fight・・・(笑)やっちまえ、いつでも打ちたいときに打っていんだぞ。っていってます。なんて試合だ・・・(笑)。
ー10回がはじまるときアブ氏がthis is all or nothing Don!  All or nothing! You have to finish himと強くカリーに命じていた。ゴングが鳴るとロッシはコーナーからでられず(エリオ・ディアス戦に似ていた)。
カリーは手をあげて勝利を誇示。試合中はほとんどしゃべらずセコンド作業に勤めるばっかりのポール・レイエストレーナーもやっと笑顔。みんなほっとした感じだった。カリーの二階級制覇 10回終了KO勝ち。ただ後の「ロッシ」の勇猛果敢な防衛記録の「山」などみると。スターリングに2勝したのといっしょで。カリーはやっぱり偉大でしたね☆ しかし本当に悔やまれるのは「勝負強さ」と「集中力」それのみでしょう。アヤラ
リントン戦:かつての「弟子」との宿命・因縁の試合:
ーこの試合は37歳でのカムバック。リントンは愛弟子だった(ルー二ーとタイソンみたいな感じ)。しかもフォアマンやレナードみたいに「痛んでない」空白があるものじゃない。すべてを使い切っての引退からずいぶんたってのことです。
ーカリーの引退後は一時期ノーウッドを面倒みていてコーナーに姿がみえた。WBA殿堂のパーティーでも鬼塚と写真撮影。元気そうで何より。顎髭を伸ばして黒ぶちめがね。子どもたちとも「いいお父さん」ぶり微笑ましかった。
ーちょうど私がトロントに引っ越した95年頃だった。リング誌で知った。カリーが他二人のボクシング関係者と「麻薬売買・密輸」に加わり逮捕された記事でした。衝撃は大きかった。しかし実はいわゆる「保証人」として何もしらずに「印鑑」をついてしまったようなもの(クエバスもおなじ)。裁判は長い期日を要した。判決は「無罪」となった。でもカリーはこの裁判の弁護士費用などで全財産を失ってしまった。くわえて「名声」も「名誉」も「豪華な屋敷」や「自家用車」といっしょにすべて喪失。社会的にも一度はられたレッテルはどうにもならない。堕ちた天使そのもの。タイソンなどと違い実に真面目で物静か。問題なんか現役時代も起したことは一度もないカリー。かわいそうでなりません。
ー奥さんとも離婚して慰謝料と養育費。今もしょっちゅう「養育費不払い」で拘束され釈放。その繰り返し。悲しい限りです。最近は地域の市民センターで青少年相手のボクシング指導なども始めたようながら(チャコンも似たような境遇(パンチドランカー状態がひどい。ロックリッジにそっくり。一時は「路上生活」「空き缶集め」。しかしダニー・ロペスとある催しで再会した映像は嬉しかったです。チャコンは子どもたちにボクシングを教えて頑張ってる)相変わらず「不払い」=「72時間拘束と社会奉仕活動命令」(暴行傷害事件で逮捕されたバルガスもこの判決・あと「不法侵入・婦女暴行未遂」の故アヤラもはじめはこれですんだ。だから3戦も行えた)。
ーリントンはその一連の事件について「プライベート」な問題で暴言を吐き誹謗中傷したことにカリーが怒り。じゃあひとつリングで戦ってみよう。組まれた一戦でした(果たして「ボクシング」といえるのかどうか)。
ー結果はサウスポーの強打者。リントンのスピードと鋭さにまったく対抗できず。いいところなく5回ストップ負け。トレーナーはエディ・ムスタファがついてました。ときどき往年のしのばせるカウンターのタイミングはさすがでも。パンチの威力がない。まさに「ハエたたき」くらい。
ため息しかでないですね。現代社会の厳しさと不当さってのは。現役中は本当に研究熱心。アマエリート中のエリートながら「プロ」でのスタイルをポール・レイエストレーナー(ノリス戦まで変わらず)と一生懸命鍛錬に励み作り上げた(あの「接近戦」とカウンターもそうです。「退歩」マンガと異なり「本能」だけではあそこまで完成はできない)。「善良」な人だからは無関係に覆い被さる。その典型がカリーみたいなやや気弱な面を持ち。世間知らずの天才だったんでしょう=独語に過ぎず。