boxingmaniaayalaのブログ

ボクシングマニア・悪童アヤラのページ

下の参照がわかる方にお勧め。

The G-man from Freeport Ilinois USA

Kronk Gold G.M 31W29KO3L His last fight at London in England/1995 He was 27.

速戦即決の「初回KO」男、G-man、We won't forget you☆忘れないぞ!!

後楽園ホール・懐かしの観戦記・80年代

こんにちは。カナダはすっかり雪化粧。長い冬の到来です。
思い出の試合:
(1)、石戸唯男(7勝(6KO))VS山本兼当(7勝(7KO))
ー強打者同士の一戦。結構な注目を浴びていた。石戸ははじめてみた。もっと振り回す強打者だと想像していたら意外に、インサイドからまとめる選手だった。一方山本は、豪快に豪快なパンチを放ちながら肉薄。初回、山本の大きな右スイングが命中して石戸はロープに吹っ飛ばされた。会場は一気に盛り上がったけど、山本の見せ場はそれだけ。
ー石戸は山本の強打をかわしながら着実に小さいパンチをこつこつ当てている。迎えた3回、似たような展開で次第にジリ貧になってきた山本。何発かショートのアッパーから上に返す連打を食らい、がっくりと横に寝ころぶようにダウン。立ち上がれず石戸のKO勝ち。やや地味ながら実力差で勝った石戸、あまり好みの選手ではなかったけど。いい試合でした。
(2)、ヨネクラ・イコ二VS山本兼当
ーイコ二はアマのキングスカップ覇者として鳴り物入りだった。アマ時代1勝1敗だというアズマー・ネルソンとやりたいとキャリア中、ずっといっていた(アマとプロは違うのでおそらく勝てなかったでしょう)。
ーこの試合、単なる偶然だった。ちょうどパリーグの日本ハムVSロッテ、ダブルヘッダー(当時のパリーグはろくに客など入っていない)を見終わった帰り。確か日本ランカーの西川浩二(風来ゆうとを9回KOで破った後)がやるはずだったな。なんて思ってたらまったく知らなかったケニアの元アマエリート輸入選手がデビューとあった。
ーそのまま入って観戦。イコ二はゴングと同時にひたすら右の打ちおろしスイングで荒っぽかった。それが立て続けに炸裂。山本はがっくり沈みあっけない初回ノックアウト勝利でデビューを飾った。野性味があってすばらしかったです。及ばなかったのは打たれ脆さ、それだけだった気がする(友成戦(ダウンを奪われ初黒星)、安里戦(初戦は3回倒されて判定負け。2勝1敗で雪辱)大隅戦(ダウン応酬で初回KO勝ち)などが思い出される。
(3)、友伸ナプ二VS今井房男
ー今井は派手さはないけど実力者。浜田に4回戦時代、判定で土をつけた。世界挑戦などと騒がれていた五戸博を9回、番狂わせのKOで破り世界ランク入り。それだけだったが、なつかしいまで。
ーナプ二は、ふざけたパフォーマンスでひんしゅくを買っていた。デビュー戦からこんなことやってていいのか。確かに元アマホープらしくきれいなボクシングをしていた(こちらもネルソンとアマ時代1勝1敗だという)。イライラしながらも6回判定勝ち。5回頃、あまりにしぶとい「アリシャッフル」に今井がお返し、どうっと会場が笑いに包まれたのもよみがえる。
ーナプ二はスパイダー・根本を破り日本タイトルを強奪。一気に世界ランク入りして、おもしろいな。と思ったら再戦で完敗。そのまま日本でのラストファイトになってしまったのは残念だった。
(4)、小林光二VSジャッカル・丸山
ー世界ランカー対決。連続KO中の小林は派手に入場し、応援団がすごかった。丸山は世界戦経験は二度(バリャス(渡辺二郎に9回TKO負け)との決定戦で11回ストップ負け・日本人キラー金に7回TKO負け)。
ーサウスポーの小林が初回から、スピードのあるパンチで圧倒。切れ味鋭い連打を浴びせるけど、意外に命中打は少ない。だんだん丸山が前に出て来た。「判官贔屓」、丸山への応援が徐々に高まる。9回、丸山の右フックがカウンターとなって小林がダウン。会場が大きくどよめく。その後は丸山への声援一色になっていった。
ー判定は小林。かなり汚い野次も飛んでいたけど、丸山の勝ちでもおかしくない熱戦でした。
こんな感じでまた思い出したら書きますね☆ありがとうございました。
(5)、Exhibition(試合とメインは忘れました)
1、磯上秀一、
ーアマの若者相手。2人ぐらいづつ1~2R。まじめに対処していた。ほんとうに物静かで一本気な業界きっての「硬骨」辰東ジムならではの選手。黄色のグローブ(14オンスだと思う)が印象的だった。
2、スパイダー・根元、
ー磯上よりは笑ったりちょっと、おどけた打ち方。そのぐらいで磯上同様、間近でみると「威容」「圧力」がすごかったです。
3、ガッツ氏、
ーまずひとりだけ「現役」じゃない元チャンピオンでした=最低(ボテボテの腹が気持ち悪かった)・・・ふざけてばっかり「ドッキリカメラ」そのもの。一生懸命やってる若者が(ひとりは中学生)かわいそうだった。この人、ほんとうに嫌い(ボクサーとしても人格・人間としても)。
(6)、松島幸一VS金龍大
ー松島はロイヤル・小林の東洋タイトルに挑戦した強打者(8回KO負け=小林最後の「KO」勝ち)。金は一時期、日本に移籍。たびたびリングに上がっていた。長身のストレートボクサー対左右フックの1発パンチャー。
ー松島がひたすら前に出て(中島俊一をぎこちなくした感じ)金が迎え撃つ。そんな展開であんまりわかなかった(お客さんもあんまり入っておらず)。「初観戦」の従兄弟といっしょ(前座も「判定」ばっかり。ちょっと残念でした)。8回、松島はコーナーから出ず(出血がひどかった)。TKO負け(直後に引退発表のアナウンス)。でも帰り道、仲のよかった従兄弟と今はなき後楽園球場・遊園地を横目に水道橋駅に向ったのもなつかしい。
(7)、北野武(ビートたけし)VSサブロー(ホセ・メンドクサー)
ーたけしは漫才ブーム時代から苦手な面がおおく。あんまりみてませんでした。だからたけしがボクサーだったのは知ってましたが。「たけちゃんまん」とかってはまるで知らず。
ーなんか客層が若干ちがうような雰囲気ははじめからしてました。ど素人相手だったから余計に「差」が目立った。しっかりしたフォームで打ち方もまずまず(岩城氏よりよっぽどよかった)。
(8)、大橋秀行VSフィリピン選手
ー大橋の小ささに驚いた。ピンクがよく似合うガウンとトランクスがかっこよかった。一発の破壊力は会場中、響き渡るぐらいすごい。2回、張正九との死闘から学んだ「ボディーブロー」を強烈に叩きこむ。豪快に倒して見事に再起。すばらしかったです。
(9)、坂本孝雄VSミドル級日本ランカー
ーメインは上山VS野本(上山の5回KO勝ち)赤城の再起戦(判定勝ち)その前だった。私は坂本がみたくて赴いたんです。テレビでもみたことなかった。評判とおりのいいジャブとストレートを繰り出して。ひとまわり大きい相手の顔をはねあげていた。時々パンチをもらってロープに吹っ飛ばされたりもあったけど。ボディー攻撃が実に有効だった。
ー出し惜しみする傾向のある右もよく打ち込んでいた。日本にはないスタイル(スパーでバンフスをダウンさせた)。大贔屓でした。4回、2度のダウンを奪って再起を飾った(後に3連続ノックアウトながら。拳の負傷で引退)。
また思い出したら書きます。