boxingmaniaayalaのブログ

ボクシングマニア・悪童アヤラのページ

下の参照がわかる方にお勧め。

The G-man from Freeport Ilinois USA

Kronk Gold G.M 31W29KO3L His last fight at London in England/1995 He was 27.

速戦即決の「初回KO」男、G-man、We won't forget you☆忘れないぞ!!

ボクシング観戦記☆北米チャンネル☆ESPN ・HBO・ SHOWITIME☆(雑多名試合・本日新追加☆)

こんな感じで「第二弾」はじめてみますね☆


デラホーヤVSカマウ:
ーデラホーヤはスチワートを雇った。ジャブとストレートを多用した即席「クロンク」スタイル(28連勝(23KO)。この一戦は見事に完成。息が合ってました。一方カマウはソウル五輪ケニア代表。アルバート・ダビラの秘蔵っ子(戦績後で載せますね☆確か20勝(16KO)1敗)。
ーHBO放送で解説はフォアマンでした。カマウはチャべス戦(判定負け)は惜しかった。いい試合でした。どこのどれにも似てない「ケニア」のスタイル(体型としては故モデスト(友伸)・ナプニ(今井房男に6回判定勝ち)に近い・ボクシングもイコニ(デビュー戦「後楽園ホール」観戦(山本兼当を初回KO)。
ーゴングが鳴ると。ストレート対決。カマウはリーチが長くてよく上体を小刻みに振る。デラホーヤもジャブがよく伸びてました。カマウはワンツーを放つとからなず左右フック、アッパーに繋ぐ。2回まで一進一退。好戦的なスタイルになったデラホーヤの強打が爆発。ストレートから手打ちの左右フックをまとめてダウンを奪う。立ち上がったところでまた連打で倒した。見事なノックアウト防衛。でもカマウもよかったです。
ホリーフィールドVSモーラー(2):
SHOWTIME放送。この試合はモーラーも真正面から積極的に打ち合った。すばらしい一戦。前半は、モーラーがよく左右ストレートをついて連打につなげてた。
ーホリーフィールドが絶好調。サウスポー対策もばっちり。右から左フックを返す。モーラーは打たれもろい。けど一発パンチだったらモーラーもすっかりヘビー級の破壊力。もともと豪打者です。結構前半は当たってた。6回からつど、3度倒され8回に強烈なノックアウトでホリーフィールドのベストファイトのひとつ(峠を越えたけど。タイソン戦で一瞬最後の「輝き」みたいでした)。
ロバート・ワンギラVSバック・スミス(2):
ーESPNでした。初戦(レナードVSハーンズ(2)の前座・大スクリーンでみた)はスミスがダウンを奪いながら6回判定負け(スミス25勝(19KO)1敗・ワンギラ3勝(1KO)無敗)。
ーケニアだけどかまうとは全然異なるスタイル。まさに「野生」そのもの。パワー一本やり。ワンギラはアメリカ生活にも慣れてから強打が復活(ソウル五輪は全部ノックアウトで金メダル)。へっぴり腰みたいなスタイルから繰り出すパンチはウエイトがよくのりまた体が柔らかい。
ー17勝(12KO)1敗(伏兵にストップ負け)。スミスは150勝(120KO)1敗。地方路線ながら実力はホンモノでした。
ーワンギラは防御が甘い。そこをスミスに2回、突かれて強打炸裂。ロープに腰掛ける感じになりモロに2,3発食らった。リング外に転げ落ちる形でダウン。ストップされました。20勝(15KO)2敗。ワンギラもこのときすでに解説者は「現役続行」はむずかしいのでは。といっていました。
ー世界ランカー相手に連続KO負け。そのまま亡くなってしまった。終身戦績21勝(16KO)6敗 享年30歳。
メルドリック・テーラーVSジョン・ミーキンス:
ーこの試合はテーラーはかなり「たくましく」なってました。パンチに重みがついてきた(その分、デビュー当時ほどは速くなくなった気がする)。ESPNでした。ミーキンスはソウル・マンビー戦をみました。マンビーはほんとうにある意味「ライツアウト」式。タフだししぶとい。また「決定打」は結構許さない(倒した相手はいなかったんでは?)。10回大差判定でミーキンスの勝ち。
ーミーキンスは強打者のホープ。世界ランカーを次々破り20連勝(16KO)無敗。ただ「アマ歴」がなかった。終始テーラーがロープに詰め打ちまくる。ミーキンスのパンチはあまり当たらず(またどんどんやせ細った)。7回KO勝ちでテーラーの防衛。この2戦目がチャべスとの決戦。
ーテーラーはいつもとおり「ロス五輪」チームがいっしょ(各選手ごとに「試合」(笑顔などなし)のときと「応援」(リラックスしてる)はちがうのでおもしろかった)。
24勝(14KO)1分け(ハワード・デービス戦)。
ジョージ・フォアマンVSジェリー・クーニー:
ーまず、クーニーと「ラドック」の違うところ。「右」でしょうね(「白人」なのはまた別として)。左フック一発ならモリソンと比肩(勝るとも劣らず)。またフォアマンにひけをとらない。ただ「右」が有効じゃないし少ない(だからスピンクス戦は3回まで左フックの強打でスピンクスに圧力。「へっぴり腰戦法」に追い込みながら読まれてしまった5回に猛連打でしとめられた)。
ーこの試合も初回終盤、左フックの三連打が炸裂。フォアマンは大きくバランスを崩し効いていました。でも2回のフィニッシュは凄惨なKO劇。フォアマン得意の「左アッパー」が命中。続いて右のオーバーハンド。左右アッパーで棒が折れるようにクーニーは崩れた。立ち上がってきたところおどりこんで放つ切れ味重さすさまじい「左アッパー」一撃(ノートンを倒したのもこれ)。無重力状態になったクーニーめがけて右ストレートまっすぐ。豪快に倒れた。しばらく起き上がれないほどのダメージ。クーニーはもろい(モリソンもおなじく)。
ーけどクーニーの全盛期はそれなりにすごかった。ジミー・ヤング(4回KO)・ロン・ライル(初回KO・わずか40秒・痛烈な大勝)・ノートン(初回KO・すごいノックアウト。左右がでた。左フックとアッパーの豪腕ぶりはおそろしい)。「打たれ脆さ」と「根性」でしょうかね(スタローン氏(リング誌の表紙なぞに出ないでほしい(苦笑)とも仲良かった(~_~;
コンスタンチン・ジューVSザブ・ジュダー:
ーSHOWTIMEで解説はボビー・チェズ。ジュダーは27勝(21KO)1NC無敗。ジュリーは28勝(23KO)1敗1NC。ジュダーは一番ジューが苦手とするタイプ(射程外からまっすぐを打つ)。長い距離から左アッパーも繰り出す。
ージュダーはよくダウンしてました(ベルグマンにも初回倒された(6回逆転KO勝ち))。2回のダウンはジェイ・ネイディー氏(スチールより「不可解」に早いストップ)の「勢い」みたいなもの(すぐ立ち上がったジュダーの大きくよろめいて倒れたから過剰に反応(いっつも「止めよう」とばっかりやってるレフェリーの傾向なんじゃないでしょうか?
=あと気がついたのはあの「ゲイナーVSノーウッド」戦のおかしなレフェリーにしろこのネイディ氏にしろ「ボックス」(アマ式)。とかいう(偶然かもしれませんが=「ろくに知らない」(苦笑))人がすくなくない(-_-;
ー初回中盤にジュダーが炸裂させた右アッパーは強烈でした。ジューはスピードに圧倒される。ジュダーは続けて左右ストレートから豪快に振りまわす。速さがすごい。ただ初回の終わり頃ジューがまっすぐ打つストレートがかすめ以来、慎重になった。。
ー二回はジューがプレッシャーをかける。最後は呆気なかったけど。ネイディー氏を締め上げるなどジュダーらしい(苦笑)。地元の先輩「タイソン」がなだめていた。
モズリーVSムンディン:
ーこれは私にとっては「最新」の試合かもしれない。モズリーもさすがにおいた。体が大きくなったけどスピードはもうひとつ。後体の締まりもよる年波と疲れがみえる。ムンディンは「押すような」パンチであんまり器用な選手にはみえなかった。ただ圧力とストレートをたくさん放つのがいい。一発の破壊力もそれほどではない。モズリーの方がありました。
ーでもとにかく「頑丈」です。「先駆者」豪州原住民の故ライオネル・ローズと比べれば。スタイルは似ている。けどローズよりもっと「ぎこちない」動き。
ーこの試合でモズリーは背筋を痛め。「限界」として「引退」したけど。また「再起」して戦ってますよね(苦笑)。たいしたものです。
ーオーストラリアの原住民史課目を大学で受けました。悲しい歴史を持つのは「アメリカ大陸」と同じ(このカナダも含めて)。みんな「まじめ」で「口数も少ない」「あまり笑わない」共通してます。しかし「根性」がある。
ー個人的にはうれしいです☆往年の「白豪」主義が衰退した証。
エリック・ルーカスVSステファン・ウウレ(ライブ観戦・モントリオール):
ー時代と年代あっちこっちです(苦笑)。ルーカスはジョーンズにも倒されなかったタフガイ。一方ウウレも同じフランス系。けど「レベル」は一段下にみえた(正統派のいいボクサーです)。それにデーブ・ヒルトン(長兄)にも2度倒された(1勝2連続KO負け)。打たれもろい。
ー終始ルーカスが圧倒していた。ルーカスは一発のパワーにかけるけど。なかなかまとまったボクシングをします。ルーカスが9回ストップ勝ち。ただモントリオールの興行は奇妙(アマの公式戦が「前座」(それもアメリカと違ってあんまり「打ち合わない」)。
ーセミにヒルトン兄弟次兄アレックス・ヒルトンが再起中(27勝(20KO)2敗・晩年はウウレに「3連敗」)。ガス欠気味ながらサウスポーの黒人(テキサス出身)に8回判定勝ち。凡戦(それに「素行」(ホテルで泥酔・拳銃発砲で逮捕)は兄弟共通=悪い(苦笑)もあり。地元ファンにはもう「過去の人」扱い(あまり観客もわいていませんでした=さびしい)。マシューもみえた(右目を負傷して引退・デーブとともに「コンビニ強盗」で逮捕)。
ロイ・ジョーンズVSオーティス・グラント:
ーオーティス・グラントは上の試合にも出てました。派手さはないけどいいフォームで打つ基本とおりのサウスポーです。けどジョーンズとはボクシングの幅が違いすぎた。ジョーンズは本当に「オールマイティ」。どんどんいろんなパンチを力強く。また速く叩き込んでくるので萎縮してしまっている。
ー特に左右のアッパーが強烈でした。グラントはずっと前に出ているけどジョーンズはあらゆるフォームで自由自在に豪打を放ってくる。太刀打ちできず。8回、大きな左右アッパーが炸裂。ロープ際に吹っ飛ばされる痛烈ダウン。ノックアウト負け。
ジョーンズVSルーカス:
ーこの試合は大好きです。何度もみた。HBO放送、解説はフォアマンです。ジョーンズはこの試合は「ジャブ」を多用。ルーカスもよく左を出す正統派スタイル。だからストレートの打ち合いがなんとも小気味がいい、。
ージョーンズは相手によって戦法もどのような形でも「臨機応変」。力を抜いてやわらかい体からなんでもできる(サウスポーでも大丈夫)。応用力に恵まれるオールラウンド。まさに天才でした。パチエンザ戦も鋭いジャブでパチエンザを完封。豪快に強い左から豪快に左右アッパーを突き上げもんどりうって後ろ向きにダウン。戦慄のKO劇。強かったですねジョーンズ☆
マイケル・カルバハルVSウンベルト・ゴンザレス(1):
ーゴンザレスはパスクワに負けてからボクシングがかわった。むかしみたいに左右スイッチしながらガンガン強いパンチをふりまわす迫力が失せ。慎重に「力八分目」でサウスポーで戦う。金光善にもカウンターで応酬。バランスを失わず絶対にムリに前へ出ない。それで後半、コンパクトに打つパンチを炸裂させ逆転KO。
ーこの試合はその前にナパ(ビラモアにも2回KO負けしたダメージが残っていた)を久しぶりに豪快にしとめた。1回から都合4度倒して2回ノックアウト。だんだん様子をみながらピッチをあげていたように思える。メルチョール・コブ・カストロ戦(再起戦・12回判定勝ち・90%サウスポー迎撃戦法)からナパ戦。ようやくむかしの圧力と強打がよみがえった。
ーカルバハルは一発一発しっかり角度をつけて打ち込む選手。意外にKO率は高くない(手数が少ない)。軽量級のすばやい動きをされると結構立ち往生する。
ーゴンザレスは初回から「右構え」ファイタースタイルでどんどん出てきた。2回、サウスポーにスイッチしたワンツーが深々と炸裂。後ろに倒れこんだ。カルバハルはかなりダメージがある。4回またロープ際でゴンザレスの左右連打。右がカウンターになってまたダウン。ゴンザレスは強気になり過ぎた。こうなるとカルバハルも打ち返せる。乱戦模様。
ー徐々にカルバハルの一発破壊力が目立ってくる。七回、左フックを豪快に命中させ浮き上がるようになったゴンザレス。一瞬おいて仰向けにダウン。すごい。そのままカウントアウト。世紀の一戦でした。カルバハル29連勝(15KO)。ゴンザレスは31勝(24KO)2敗。でも再戦・ラバーマッチとも「サウスポー」で足を使い絶対真正面で打ち合わず完封の二連勝で雪辱。このあたりもおもしろかったですね☆
アユブ・カルレVSスンブ・カランベイ:
ーカルレの全盛期でした。カランベイはイタリアに移住したスーダン人。カルレはウガンダ。両方事実上の「難民」(亡命)で保護された少年だった。カルレの地元デンマークのコペンハーゲンで行われた試合。
ー二人とも若い。そして後年よりもっと「野性味」がみえる。特にカルレはのきなみ元世界王者をなで斬りにし連勝していた元世界アマ王者です(羽草勉(2回)・オベド(2回)・カンパニーニョ(2回)・ガソ(3回)などなどすごい)。一方カランベイもアマキャリアが重宝されイタリアが引き取ったようなもの。
ーこの試合の頃のカルレはもっと強かった。迫力とプレーッシャーが格段に上だったようにおもえる。もっとパンチも多彩で手数も多かった。カランベイは当時から巧い。両者ほとんど打たせずながら。カルレの3-0判定勝ち。カルレ好きだったです。私は「アフリカ」出身の選手はみんな贔屓。ガーナ=ネルソン、コナデウ、クォーティーウガンダー=エドワーズ、ムガビ、そしてこのカルレ(ムガビとやってほしかった)ケニア=イコ二、ナプニ、カマウ、ワンギラ・・・。
ーレナードとやったころはもう「勢い」が失せていた。だから三原(10連勝(9KO無敗)も十分チャンスはあったはず(挑戦の時期を逃がした感が強い。亀田昭雄もあのままマンビーに挑戦していれば(15連勝(14KO)無敗・この後「串木野」(1=7回KOながら打たれ負傷した・2=ダウンを奪われ判定勝ち)「松尾」(判定勝ち)。
ウイルフレド・ゴメスVSデリック・ホームズ:(アマ時代に初回KO負けした相手):
ーホームズは14連勝(11KO)1分け。ミュンヘン五輪でゴメスを破っていた。ESPNでレナードが解説。レナードはホームズのストレート攻撃を評価しゴメスは苦戦すると予想。
ーはじまるとホームズは長くて速いジャブをバンバン打った。ゴメスはほとんど「ノーガード」目でよけるタイプ。スウェーバックしたところへ鋭いワンツーが飛んでくる。この頃は往年の「カウンター」ではなく剛直一本で乱雑になっていたかもしれない。いいパンチをドンドン食って危なかった。かなり効いてました。
2回もおなじ展開。時折ホームズの長い右ストレートが顎に炸裂しグラッとしていた。けどだんだんとゴメスは見切る。終盤にははじめのダウンを奪う。相変わらず強い。しかし「ローブロー」が多かったです。
ー都合8度倒した圧勝。ゴメスの雪辱なる5回KO防衛。ながらゴメスは巧妙に「反則」を取り混ぜる選手。この試合も倒れた後に加撃するなどラフな態度も気になった。サンチェスに完膚なきまで叩きのめされる伏線。なんかホームズを応援していたので悲しかった。あの廉や小林と戦った頃の「カウンター」戦法。出入り激しいスタイルの方が好みでした。
メイウェザーVSエンジェル・マンフレディ(ガッティを破り勢い盛ん=15勝(10KO)1分け):
ーこの試合の頃のメイウェザーはまだ「プリティ・ボーイ」そのもの。オヤジのフロイドがトレーナーについたばかり。フロイドシニアはメイウェザーがデビューしたとき麻薬売買で「む所」の中にいた。ロジャーがずっと面倒をみていた。ただフロイドシニアはコラレス戦の前に解雇。ジュニアによれば「ロジャーの方がトレーニングに自主性を重んじてくれます。父がトレーナーのときは常にオーバーワークでした」ということ。
ーマンフレディはこれといってぬきんでたところがない分。非常にまとまっていて技術的にもハイレベル(ノンタイトルながら現役王者だった故ガッティはほとんど「空転」させられダウンを奪われた7回TKOで完敗)。パンチも切れがありスピードも申し分なし。
ー事実きびきびとしたいい試合でした。非常に噛みあっていた。けどこれは「相手が悪かった」でしょうね。2回、メイウェザーのスピードあふれるストレート攻撃からの猛連打でストップされる(かなり打たれました)。
考えてみれば「スーパー・ライト級」だったんですね。一時期ちょっとおかしな感じかな?と案じていたのが故ヘナロ戦ではしばらく影をひそめていた「ジャブ」をガンガン突きスピードで圧倒。ジョーンズの「臨機応変」オールマイティーに似ていた。
故ディエゴ・コラレスVSデリック・ゲイナー戦:磐石見事なノックアウト防衛+ネイディ氏の問題:
ーこの試合個人的にはすごく楽しみしていました。HBO解説はスチワート。敗者ゲイナーはじめマネージャーのロイ・ジョーンズなどみんなストップに不満を唱えていた(WOWOW放送でも小泉氏が提起していました)。2回最初のダウン。3回に2度倒したコラレス(余裕綽々自信満々で笑みを浮かべながら圧倒)の強さはさておき。
ーそれほど深刻なダメージではなく。ゲイナーはファイティングポーズをとり継続可能の意思表示。そのままカウントを続け「10」。WHY?ゲイナーは憤慨。もう少し浅慮は慎むべきとイチファンとして感じた。
ーゲイナーはコラレスのプレッシャーで足もスピードも封じられほとんど手を出せず。完敗。とはいえ試合後ブーブー文句に明け暮れる。ジョーンズも「これは世界タイトルマッチだ。判断にはもっと深慮を払うべき」としていて同感です。身長は同じぐらい。でもコラレスの度胸と迫力はすごい。ゲイナーがまったく歯が立たず。
ーコラレスも「家庭内暴力」(奥さんをさんざん殴打して負傷させる)で逮捕。服役「1年」そしてメイウェザー戦に臨む(まさに「完敗」。なにもできなかった9回KO負け)。ある種「恐怖・スリルマニア」であり。事故のときも「コカイン」の反応。および街道を「250キロ」の猛スピードで単車を疾駆。激突死。さびしい限りでした。享年32歳。カサマヨールとのラバーマッチで判定負け(1勝2敗)がラストファイトになってしまいました。
ファン・ディアスVSフレイタス:
ーそのコラレスに完璧に沈められ初黒星、連勝ストップのフレイタスは38勝(32KO)1敗。ディアスは畑山を滅多打ちにしてKOしたラクバ・シンをスピードと切れで翻弄。シンはまったくついて行けず12回大差の判定負けで王座陥落。30連勝(16KO)無敗。
ーフレイタスは気合入ってました。ただ「体格負け」(コラレスのも似たようなもの)はいがめず。フレイタスのベストパンチが何発も炸裂したけどディアスはビクともしなかった。J・ライト級時代の豪腕一本やりの荒武者KOキングから左右の小回り。体重移動をする技巧派に転じていてKO率は下がり判定勝負が多くなっていた。
ーたしかにこの試合も初回からロープを背にしカウンターで迎撃する戦術。ディアスの鋭い連打を浴びながらも。よく打ち返し有効打もかなりありました。けど相対的な体力で及ばず。だんだんディアスの迫力に圧倒される。6回、滅多打ちにされ完膚亡きまで打ちまくられた。ここで試合放棄(コラレス戦もおなじく)。引退を表明(最近久しぶりに再起してKO勝ちしました)。
ー巧くなった分、「角を折られる」形になった(ハメドのトレーナーがついたせいもあるんでしょう。いい面と悪い面が出て。フレイタスに関してはむずかしい。あの手ごわいウズベク人のWBO15度防衛のサウスポーゴレゴリアンを4度倒しながら仕留め損ねて二階級制覇・・・でもフレイタスは魅力ありました)。
見たかった試合メイウェザーVSカサマヨール:仮想対決
ーこの試合、ライト級で実現してくれないかな?ずっと楽しみ待ちこがれていた(実現せず)。メイウェザーはアトランタ五輪(キューバの に3回判定勝ち)準々決勝。カサマヨールはバルセロナ金(バンタム級、決勝でマッカラーを破る)。アトランタ五輪チームの選手村からガルベイといっしょに脱走。亡命に成功したつわものでした。
ーメイウェザーと戦ったらどうなったか?カサマヨールはスピードはそれほど抜群というわけではない。ただ「ウィティカー」に似ている感じで「的中率」がいい(またウィティカーより好戦的で一発パンチは上だった)。メイウェザーはジュダーを仕留めた(12回判定勝ち・ながら乱闘騒ぎまでボディーブローを多用しジュダーをジリ貧に追い込んでいる)形でカサマヨールをとらえられたか?カサマヨールはアマ300戦(メイは150戦)巧妙な「反則」(頭を抱え込んで打つ)にも優れていた。
ーメイウェザーに前にでさせる展開になったらおもしろかったはず(軸にカサマヨールは旋回し強いパンチを浴びせる)。そんなこんな私はこういう「アマエリート」同士の試合大好きなんですよね。
ーカサマヨールはエルナンデス(ジューコとの決定戦・最終回に逆転KOで戴冠・50勝(35KO)23敗・頑丈さが売り物(一発パンチはあった)とやったころの「アマ」スタイルが心地よかった。ジャブを打っては右アッパー。足を使って左ストレート非常に「機械的」な動きだった。体がやや固いのが目に付いたけど。
フランチェスコ・ダミアニVSタイレル・ビッグス戦:
ーアマ時代(ソウル五輪準決勝・ビッグスの判定勝ち)の雪辱戦。イタリアのミラノ。すでにビッグスはタイソンに負けた後。再起戦ながらまだ強かった。
ーこれみたとき思ったこと。ダミアニは「イタリア人」だしいっちょう「スタロー氏」と’スパー対決’でもやったらどうか?(ルックスも似てるしただ「本質」(アマエリート・プロ入り後25連勝(21KO)無敗)だったけど・・・)。
ーダミアニはうまかったしパンチもありました。メチャクチャな「ロッシ」などより「ステッカ兄弟」に似ていてきれいな「欧州風」スタイルだった。勘がよくて距離をとるのも当てるのも巧い(初黒星マーサー戦も9回、その瞬間までリードしていた(マーサーは完封されてた)。マーサーの鼻をこすり上げるような左アッパーでダウン。そのまま鼻血だくだく。「鼻が折れた」(真偽不明)とゼスチャーで試合放棄。マーサーのKO勝ち)。
ーこの試合はビッグスの左がまったく通じなかった。ダミアニはかいくぐって連打を浴びせてくる。ダミアニペースのまま5回、ビッグスの傷がひどくなった。古傷である。流血はとまらず6回ストップ。ダミアニの雪辱なる。見事なTKO勝ちでした。ビッグスは15勝(11KO)2連敗(この後メイスンにもストップ負けで3連敗・・・そしてまた「ルイス」に3回豪快に倒されてしまった)。
ドニー・ラロンVSレスリー・スチワート戦:「地元」で夢よもう一度
ーラロンは我カナダ中部、強風と殺伐とした「平原」マニトバ州ウィニペグ出身の元ホッケー選手(少年時代に左肩を負傷しそれがずっと響いていた)。苗字から推察すればおそらく「仏系」でしょう。「ゴールデンボーイ」として「モデル」も兼任(デラホーヤより「白人」だし髪も「金」。真っ白な「タキシード」で「ボクシンググローブ」そんな写真も出回ってた)。
ー20勝(16KO)2敗1分け。右の豪腕大振り一本やり。ハムショに引導を渡した(12回判定勝ち・ハムショのラストファイト)。つづく決定戦はスピンクスに挑戦。善戦したこともあるデービスとの一戦。まったく相手にならずラロンが痛烈なノックアウト劇。2回にまず右を叩きこみ轟沈させる。立ち上がったところへまた右、右と炸裂させ仰向けにぶっ倒してしまった。すごいKO。颯爽新チャンピオンに輝く。
ー初防衛戦。相手は元王者24勝(18KO)2敗のスチワート。スチワートの地元。ジョンソンを初回から圧倒。雪辱と戴冠を果たした屋外特設会場のスタジアム。地元の英雄に観衆は声援をおくった。
ー初回、ジャブを出し合いながらにらみ合いのかたち。ラロンはたくましくて大きい。そしていかにも頑丈そう。パンチも重々しい。2回、ラロンが打って出た。スチワートは下がりながら得意の「迎撃連打」(ジョンソン戦もこれでことごとく打ち返していた)を命中させる。ラロンは一瞬棒立ちになった。臆せずコーナーに詰めたラロンに今度は右ストレートのカウンターがきれいに炸裂。ラロンはタフ。ビクともしなかった。
ーずっとラロンが攻勢に出る。時折タイミングのいい強打を打ち返し応戦していたスチワートながら徐々に圧倒された。5回、ラロンの右、オーバーハンドライトでダウン。つづいてまた右、右と大振りで殴り飛ばす連打で無防備になったとこでストップ。完敗でした。ラロンは防衛に成功。レナード戦へ。一方スチワートはこの後チェズに判定負け。そして若武者モーラーにも8回ノックアウト負け。どんどん「噛ませ」的に落ちぶれたのは残念でたまりません(ひとこと「運」がなかった。それでしょうね☆)。
ダニー・ロメロVSウイリー・サラサール戦:ロメロ伏兵に初黒星(連勝20(18KO)でストップ
ーロメロは一発の破壊力ならライバルのタピア(判定負け)より上であり。また「豪打者」の魅力満載だった。とりわけ川島に挑戦したソーサを初回右の強打炸裂。すごい破壊力であっとい間に仕留めた試合は強烈だった。
ーこの試合。なんとなく不気味な雰囲気もなきにしにあらず(ボテボテ、寄る年波のロートルサラサールはかつてイシドロ・ペレス(張正九に僅差の2-1判定負け=「勝ったのはおれ」といっていた)を食い張に挑戦(6回ストップ負け)。一応大物食い。
ー蓋を開ければロメロは空転させられた挙句。目の腫れがひどく7回TKO負け。完敗だった。サラサールは巧妙にロメロの豪打を受け流し。着実にカウンターを叩きこむ。老練さで上回った。それにしてもロメロの苦手とするタイプだったでしょうね。後でもいつも負けるのはこういう選手とこの手の展開だったはず。タピアとの決戦はいい試合でした。けどサラサールは確かこの後。誰かにあっけなくKO負けしてました。
アヤラ また明日☆ おやすみなさい