世紀の対決(完璧・超高度の芸術真髄)マッカラムVSカリー
私がアメリカに到着した数週間後。
まだ英語も何もわからんころ。とにかくあんなに楽しみに何ヶ月も展開予想をしていたのは。
1、ハーンズVSハグラー
2.ゴメスVS故サンチェス
3、故ロサリオVS故カマチョ
4、バルガス・デラホーヤVSクォーティー
5、実現せずの
マクラレンVSジョーンズ、故ムーアVS故アヤラJR ジョニー・バンフスVS坂本孝雄
6、鬼塚VSタノムサク(1)
7、ロペスVSビラモア
8、高橋(同門)VS島袋
・・・きりないですね(苦笑)。
カリーは不幸が続いていました。妹の事故死と兄の逮捕。マネージャーとのトラブル。
当初の予定とおり。ちょうどハグラーがハーンズをノックアウトした数日前。テキサスヒューストンの地元でロドリゲスを見事KOして7度目の防衛成功。
あそこで「無敗対決」として実現していれば・・・
ともあれ、運悪く暴風雨と落雷のひどい天気。電気にも影響が出て予約録画が失敗していた。仕事中ずっと展開予想に明け暮れてたのしみに戻ったらそれ・・・永遠にうらむ(苦笑)。
結果を聞いたときは意外に驚かなかった。私は「7対3」でマッカラムとみていたから。
26勝(23KO)無敗の王者。27勝(20KO)1敗の元一階級下のスター候補。
ともにアマの実績とみに戦績は拮抗。
あんなにハイレベルと洗礼された技術及び才能。超エリート選手たちのもっとも高度な試合はおそらくなかったとおもう(いまだにない)。
ともに一瞬の隙すら命取りになる攻防。玄人受けなんでしょうが。クリンチどころかカウンターの狙い合い。どちらが油断するか。それに賭かっていました。
結果としてカリーに「油断」「一瞬の気の緩み」(勝負強さの不足も手伝い)がすべてを終わりにするのがボクシングの厳しさ。
2回終了間際、得意の打ちおろしの右ストレートが炸裂。マッカラムは膝をつくすんぜんでばたついた(あんなに利いたマッカラムはトニーとの2戦どころか一戦もなかった(はず)。
その後も全体からすればカリーのペースだった。当方ほとんど当てさせない。当方ガードも固く。こまめな上体の動き、射程距離でのにらみ合いと虚々実々の駆け引き・・・。
息おもつかさぬ展開でのあのまさに一秒棒立ちで無防備になったところに飛んできた左フック(試合後のインタビューで前に打った捨てパンチの右にカリーを集中させ。同時にすでに放っていたのだという)。
2人ともレベルは互角。でもスタイルは同じではないのはやはり「玄人」受けとなるんでしょうか(笑)。
またみたくなってきました。みてから寝ます。
アヤラ
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