boxingmaniaayalaのブログ

ボクシングマニア・悪童アヤラのページ

下の参照がわかる方にお勧め。

The G-man from Freeport Ilinois USA

Kronk Gold G.M 31W29KO3L His last fight at London in England/1995 He was 27.

速戦即決の「初回KO」男、G-man、We won't forget you☆忘れないぞ!!

亀田昭雄(モントリオールプレ五輪優勝・17連勝(14KO)無敗・晩年「IBF」ジャパン・26勝(20KO)4敗

カリーについての戦況解説はまた余力があるときということで。お願いしますね☆
亀田昭雄・サウスポーの天才強打者として:
まず大師匠たるジョー・小泉氏の惨敗マーシュ戦観戦記からの引用、
「マーシュのジャブともフックともつかない左を食い続けた・・・むかしの亀田なら左ストレートから右フックを返していただろう。辻本戦をみたとき、すごい選手が出てきたと感心した。だが以降、その辻本戦に勝る試合はついになかった。天性の素質を十分生かせなかった英才の末路は悲しい」
正念場、プライヤーに挑戦:
事実、ブランクがあったとはいえプライヤー戦。ベストではなかったにせよ片鱗は十分披露して解説者を驚かせていた(アメリカ解説ムーアVS三原もおなじく。三原のボディブローから右ストレートの反復攻勢を褒めていた=現在の世代交代した日本解説陣はどれも研究熱心の成果と努力の結晶がうかがわれ洗礼されたすばらしいものとなっている)。
ー勇んで猛突進してくるプライヤーにまず右フックのカウンターから左ストレートで跳ね上げる。左右の連打で一回転すっころがした。全然ダメージがなかったとはいえなかったはず(いつもの積極的「悪役」演技ですぐ立ち上がってレフェリーを無視して襲いかかって行ったりにやけた笑顔で余裕をみせていたとはいえ)。
ー試合続行の瞬間から俄然「戦う男」の表情と眼力に豹変したプライヤー。亀田も負けじと応戦して得意の引っ掛けるような強烈な右フックが何度も命中していた。
ーただああいった乱戦になるとプライヤーは強いし、射程内に入られた長身サウスポーの亀田としては分が悪い。2回、アリシャッフルのめくらましから右をもろに叩き込まれ吹っ飛ばされた亀田。けれど立ち上がってリングを取り巻く支援者たちに笑顔で「大丈夫だ」とやっていた本当に肝っ玉がすわったほっそりとした外見にそぐわぬ豪胆さが好きだった。
ー某ジムでは「提示版」がパンチング・ボールの横に設置され会長がきりとったデイリースポーツの記事が掲載されていた。練習が終わるとみんなで見入ったのも懐かしい。覚えているのは「大口・大ぼら」いつものおきまり記者会見プライヤーに「亀田にやり」が印象的だった。決して勝てない相手ではなかったといまだに思う。
ー6度も倒されながらがんばってあきらめず、立ち上がって試合を続行した亀田の根性は賞賛されるべき。天才にありがちな「自信過剰」と「練習嫌い」が悔やまれる。
ー試合後プライヤーも「彼は非常に距離の測定がうまく、いい選手だ」と褒めていた。
マーシュ戦:
ープライヤー戦後2試合判定続き「ぼくもまだボクシングに迷いがあります」(興島戦後、亀田談)。けど再起戦となった日本王者世界8位だった「守安竜也」(どっから「世界ランク」にまで達したのか?そもそも福本が世界ランク入り(しかも中重量級で)したのに疑問符だった)を圧倒。さすがは亀田と見直した。守安「完敗です」(引退)。
ー守安は勢い盛んだった。福本にニタテを食らわし今日だの杉谷実(満の兄・7連続KO無敗で挑んだブルース・カリー(クウォーリー・フジ・三迫)に3回ノックアウト負けで完敗。以後やや強打も湿っていた16勝(10KO)3敗(そして守安戦で大差の判定負け・引退)やアマ時代亀田を右ストレート一発で仰向けにぶった倒してKOした元アマエリート大久保克弘(こちらも注目していたがプロでは大成せず。10勝(10KO)9敗(8KO負け)。3連続ノックアウトでデビューした時点での元世界王者「ぺリコ・フェルナンデス」(センサクに2敗。古山哲夫にも実際はどうみても負けていた地元判定勝ち)は荷が重すぎた(次戦も日本タイトル戦場取るホーク・風間に初回ストップされアメリカに武者修行(あんまりいい成績は残せず、せいぜい世界ランカーのゴンザロ・モンテラーノに6回ノックアウト負けしたぐらいが著名な一戦)を連破しいきあがる守安を根本的な資質と技術で圧倒。タフな守安を倒せなかったにせよフルマークの圧勝大差判定。
ーその後5連続KO。亀田いわく引退後「なぜあのときもっとがんばれなかったのか。自分でも不思議なほど燃えられなくて」。そのとおり「夢よもう一度」の関門であった東洋タイトル戦。相手は無敗の金応植(15勝(12KO)1分け)。敵地ソウルで二回痛烈な左ストレートで金の顎をぶち抜き。ぐらつかされたグロッキーの金を攻めあぐねた(というより追い討ちをかけず)。結局傷で3回負傷TKO完敗。
ー試合後談「あんなとこでストップされたんじゃ欲求不満になりますよ。ぼくのボクシングはあれから一汗かいてからなんです」でも素人目にはむかしの亀田なら2回のあのチャンスで仕留めていた気がした。
ー再戦すれば勝てるわけではないのは亀田に限らず。今度は一方的に打ちまくられ無残に腫れた痛いたしい顔面で7回。ぶった倒された。亀田も終わりかな、と小泉氏とおなじく「辻本戦」(あのサウスポーの利点を最大限に生かした左ストレートから右フックの強打は圧巻だった)。
最後に:
マーシュ戦もYoutubuで出てきます。プライヤー戦と比べてみたらすぐ私がいわんとすることがわかるはず。プロで2勝しかしてないと負けるたびに大威張りでぬかしてやまない塚田敬(5回KO勝ち=IBFジャパンの試合)ぐらいがちょうどいい相手だったんでしょう。マーシュはそれほど凄みもなければ強い王者とはいえなかった。おそらくイギリスに観戦にきて亀田もまじえて記念撮影していたカマチョになら楽にさばかれたはず。
ーアルゲリョ戦が実現して欲しかった。どんな感じで挑んだか。それを想像するだけで楽しかった古強マニアでした。


アヤラ